事実は小説よりも奇なり

(じじつはしょうせつよりもきなり)
世の中で実際に起きることは、作り話よりも不思議なものが多いということ。
江戸時代、大黒屋光太夫という人物は乗っていた船が難破してはるか遠いロシアの小さな島に漂着した。そこから数多くの困難を乗り越え、最後にはロシアの女帝エカチェリーナ2世と謁見して帰国を許された。漂流から10年、ついに日本に戻ることができた彼の人生はまさに事実は小説よりも奇なりと言えるだろう。