ありの穴から堤もくずれる

(ありのあなからつつみもくずれる)
ちょっとした油断や不具合からすべてがおかしくなることもあるので注意せよということ。
大きな堤防にありが小さな穴を開けても何の影響もないように思えるが、時にはその小さな穴がだんだん広がっていって堤防全体を壊してしまうこともあるということから。
あるアメリカの犯罪学者によれば、建物の窓が1枚でも壊れているのを放っておくと、誰も注意を払っていないと思われてさらに窓が割られたりゴミが捨てられ、やがて治安が悪化して街全体で凶悪犯罪が増えるという。まさに蟻の穴から堤もくずれるだ。