ぬれ手で粟

(ぬれてであわ)
ほとんど苦労せずに大きな利益をあげること。
粟はイネ科の植物。ぬれた手でつかむとたくさんくっつくことから。
美術館で「こんな茶碗が十万円もするなんて、陶芸家はぬれ手で粟だね!」と話していたら、となりにいた老人が「ふふ、良い土と窯を使い、納得のいかない作品を何百個と割って最後にできた作品だからね」と言うのでよく見たら、その製作者である有名な先生であった。