鰯の頭も信心から

(いわしのあたまもしんじんから)
つまらないものであってもそれを信じる人にとっては尊いものだということ。
鰯の頭のように取るに足りないものでも信じる心次第では崇拝の対象になるということ。何かをかたくなに信じ込んでいる人をからかう場合にも使われる。
「お母さん、お父さんったら髪がうすくなり出したのを気にしてわかめばっかり食べてるんだよ。あれって科学的な根拠はないのに、いわしの頭も信心からってやつだね」「そうね。でも髪がうすいのは遺伝するのよ。あなたも覚悟しておきなさい。これは科学的な事実よ」