牛に引かれて善光寺参り

(うしにひかれてぜんこうじまいり)
他人に誘われたり他のことがきっかけとなり、思いがけない良い結果が生まれること。
昔、ある老婆が自分の布を角にかけたまま走り続ける牛を必死に追いかけたところ善光寺までたどり着いた。そしてそれがきっかけで仏に祈る心を持つようになったことから。
子供に体力をつけさせたいと思い親子で近所の空手道場に通い始めたのだが、私の方がのめり込んでしまい、子供はすぐにやめてしまったのに私は今では師範代である。道場の生徒たちに空手を始めた理由を聞かれるたびに「これがまた牛に引かれて善光寺参りでな…」ともう何度も説明している。