風が吹けば桶屋がもうかる

(かぜがふけばおけやがもうかる)
ある出来事がきっかけとなり、思いがけないところにまで影響がおよぶこと。また、当てのない期待をすること。
風が吹くとほこりがまう。すると目にほこりが入って失明する人が増える。失明した人たちは三味線の弾き語りを仕事にすることが多い。三味線がたくさん売れる。三味線を作るのには猫の皮が使われる。猫が減るとねずみが増える。増えたねずみはお風呂場の桶をかじる。そのため桶がたくさん売れる。
ペルー沖で海水の温度が上がるエルニーニョ現象が起きると、遠く離れた日本では冷夏になると言われている。地球の気象現象はまさに風が吹けば桶屋がもうかるで、遠く離れた地域に思わぬ影響を与えることがある。